警察犬指導手の視点
「会員K」と「警察犬指導手さん」の、ある日の会話です。
会員K「活動中、意識していること、注意されていることはありますか?」
指導手「やはり、車ですね。」「事件に車が使われることが多いですし、車上荒らしにも注意を払っています」「不審な車が停まっていないか、不審なナンバーがないか、不審な人物が乗っていないか、に注意をはらっています」「この時間(夜10時以降)に車の中に人物がいるのは不自然なので、そういう車があれば、しばらくその車の周辺にいます」「それから、車上荒らしについては、不審な人物が車の周辺にいないか注意しています」「私とロイドの姿を見て、すーっと車から離れて行く人物もいます」「ロイドは、車の周辺にいる人物が車の持ち主か否かを嗅ぎ分けることができます」
会員K「活動中は、会員の集団よりも離れた先頭を歩いておられますが?」
指導手「ロイドには人の気配を感じさせていますが、会員の方の近くにいると、常に人の気配を感じてしまい、不審な人物の気配を感じる感度が落ちてしまいますので、会員の方の集団より5メートル以上離れた先頭を歩くようにしています。」
会員K「ロイド君が人の気配を感じた時は、指導手さんはわかるのですか?」
指導手「人の気配を感じた時だけではなく、何か不審な状態を感じるとわかります」「人の気配は無くても、何かを感じると、ロイドが何かを感じているということはわかります」「表現が難しいのですが、何か不審な状態を感じているということはわかります」会員K「街をパトロールしていて、ロイド君が何かを感じた場所、というのは、もしかしたら犯罪が起こりやすい場所と言えるかもしれませんね?」指導手「そうかもしれません。」
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