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2008年7月23日 (水)

防犯教室推進事業講習会 2

 平成11年(1999年)12月21日、京都市伏見区の日野小学校校庭で遊んでいた、小学校2年生の男児が、正門から堂々と入ってきた若い男に刃物で数箇所刺され死亡するという事件が起きました。日野小男児殺害事件です。

 この事件を受けて、文部科学省は、校門の施錠や防犯カメラの設置等を行うよう各学校に通達を発出しましたが、通達が発出されても、附属池田小学校を含め多くの学校では、自分の学校でそのような事件が起きるとは考えていませんでした。

 しかし、平成13年(2001年)6月8日に、附属池田小学校で事件は起きました。犯人は、正門は閉まっていたため、開いていた通用門から学校に入り事件を起こしました。

 事件直後、学校側は被害者だと思っていました、しかし「通用門が開いていた」という一つの事実により、学校は加害者になりました。なぜ加害者になったか?、日野小学校事件の後に発出された通達を守らずに、通用門を開けていたためです。そのため、職員は全員処分を受け、附属池田小学校を管理している大阪教育大学、そして大阪教育大学を管理している文部科学省が、通達を守らせず対応が不十分であったとして処分を受けました。
 

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