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2008年7月22日 (火)

防犯教室推進事業講習会 1

 PTAの安全推進委員として、「防犯教室推進事業講習会」に参加しました。

 文部科学省・滋賀県教育委員会が主催で、各学校の管理職・学校安全担当者・教師、保護者、スクールガード等を対象に、滋賀県庁大会議室において、7月10日に開催されました。朝9時から午後4時までぎっしりと講義が詰まっていましたが、その中で大阪教育大学附属池田小学校校長の講義については、特に「学校の安全」について考えさせられる内容でした。

 まず、次の3点について報告が行われ、その後学校が取り組んだ事項について詳細な説明が行われました。 

(1)事件から7年が経過し、当時在校していた生徒は全員卒業して、亡くなられた児童の遺族とは示談交渉は終わりましたが、負傷した児童の家族との示談交渉はまだ終わっていない。

(2)7年たっても、赤色灯・ヘリコプターの音・100周年記念の航空写真を見て、過呼吸を起こす子供がおり、トラウマが消えない。事件直後の運動場で見た、救急車の赤色灯・報道用ヘリコプターの音・ヘリコプターから撮られた映像を思い出してしまうため。また、鬼ごっこ・赤い絵の具・調理実習の包丁も使えません。

(3)生徒が学校に来なければ学校ではない、怖くて学校に来られない生徒をどのようにして学校に来られるようにしたか、失われた信頼(学校の安全)を回復するために多大な取り組みを行っている、との説明がありました。

 附属池田小学校事件(本ブログ、平成20年6月8日記事参照)の1年半前に発生した、京都府宇治市の日野小学校事件の内容について触れたあと、校長先生からお聞きした附属池田小学校が取り組んだことと現在の状況について報告します。

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