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2008年9月18日 (木)

気象制御・気象操作 3

 千葉県浦安市の「東京ディズニーシー」に、「ストームライダー」というアトラクションがあります。飛行型気象観測ラボに乗って、ストーム(嵐)を消滅させる任務に参加するという、体感型のアトラクションです。パイロットが暴走したり、ストーム(嵐)の中を飛行する際に機体がゆれたり、雨が降ってきたり、と非常に楽しいアトラクションで、「東京ディズニーシー」の開園(2001年)以来、昨年まで「空想の乗り物」だと思って乗っていました。

 しかし、9月14日の読売新聞朝刊1面に、次のような内容の記事が載っていました。
 沖縄県・与那国島に接近した台風13号の規模や進路を正確に把握するため、アメリカ空軍の「ハリケーン・ハンター」10人がグアム米空軍基地からとび立ち、読売新聞記者とカメラマンが同行した。観測機は暴風域に入ると、大きく乱高下し、木の葉のように翻弄されたが、台風の目に入ると晴れ上がった上空に月がぽっかりと浮かんでおり、脇に目をやると、高さ18000メートルにも達する黒々とした積乱雲が、巨大な壁となって観測機を取り囲んでいた。

 北京オリンピックの開会式・閉会式で使用された人工消雨弾(本ブログの8月11・27日の記事を参照してください)と、今回グアム米空軍基地からとび立った観測機を組み合わせれば、「東京ディズニーシー」の「ストームライダー」は、「現実の乗り物」になります。
 将来は、人工的に台風の勢力を弱めることが、可能になるかもしれません。

 台風13号は、本日より日本列島を横断する見込みです、十分な備えをしましょう。

 

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