「川端(かばた)の水」激減
本日(12月30日)の新聞に、次のような内容の記事が載っていました。
「高島市新旭町針江地区の川端(かばた)の湧き水が、11月末頃から3割近くで湧き出なくなった。地区内を流れる針江大川の水深も例年の半分しかない。これほど広範囲で長期間にわたり水量が減ったことはない。原因は、はっきりわからないが、山が荒廃し保水力が衰えていることが影響しているのではないか、雪が少なくなるなど異常気象のせいかもしれない。」
針江地区の「川端(かばた)」は、各家庭の敷地内に湧き水をため、食器を洗ったり、野菜や果物を冷やしたりする施設で、鯉を泳がせて、食器を洗った際の食べ物くずを鯉が食べて水を浄化してから琵琶湖に流すという機能もあります。テレビで特集されてから、施設を見学される方が急激に増え、年間7000~8000人の観光客が訪れ、平成19年6月には安倍元首相も視察されました。
「川端(かばた)」は各家庭の敷地内にある生活の場であり、観光客が勝手に覗き込むという問題も発生しています、施設を見学される場合は、必ず地元のボランティア案内係の方を通して、見学させてもらいましょう。
琵琶湖の水の大部分は、周辺の山に降った雪の雪解け水です。琵琶湖周辺地域の水が激減している状況は、琵琶湖にも直接影響します。(6月3日、8月21日、11月12日の記事も参照してください。)
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