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2009年2月 3日 (火)

地方分権 3

 大阪の橋下知事が率先して、「関西州(道州制)」導入のロードマップを作成していることに対して、直木賞作家で大阪在住の高村薫氏が、平成20年(2008年)12月17日の新聞で次の意見を述べられています。

 「さすがに私たちの日々の生活全般に響いてくる道州制の話だけに、ちょっと待ってほしいと言いたい。」「近畿2府4県が連合を組むことまでは、現実味があるし、実際に動きだしてもいるが、あくまでもそこまでの話である。地域の特性も、財政規模も、住民の気質も異なる2府4県が『関西州』になって、それぞれの地域の住民にどんなメリットがあるのか、現時点では何も分からない。」「そもそも地方分権の主旨は、地域の特性を活かして住民により近いところできめ細かな行政サービスを提供するところにある。そのことを考えると、道州制というかたちで巨大な地方政府をつくることには首をかしげるのが普通の感覚だと思う。」「国から都道府県、都道府県から市町村への権限委譲に先立って、民意を効率よく反映させるような地方議会の改革が必要不可欠で、地方自治に参加する私たち住民の意識こそ高まっていなければならない。」「地方分権を進めなければならないことに疑いはないし、住民はたとえば近畿地方整備局の予算が1兆3千億円もある現状を変えたいと真剣に考えている。だからこそ、もう少し地に足のついた議論を聞きたいと思うのである。」

 

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