おくどさんベンチ
大津市島の関のなぎさ公園に、「おくどさんベンチ」と名付けられた防災用のベンチが設置されました。災害時に座席部分を外すと、3か所の炊き出し口が付いた「かまど」として利用できます。
↑2009年2月に設置された、「おくどさんベンチ」。
実際に大地震が発生し、電気・水道・ガス・道路等のライフラインが崩壊した際に、大きな問題はトイレの問題です。飲料水・食べ物については、大津市も3日間の非常食を用意しておけば4日目から配給できると言っていますが、トイレの問題は解決の方法がありません。丸1日水道が止まっただけでもトイレの問題は発生します。1週間・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月地域全体の水道が止まったら、トイレはどうしますか?
仮に1日に配給される水が1家族あたり、飲み水は2リットルのペットボトル1本、飲み水以外の水は18リットル1缶だとしたら、18リットルはどのように使いますか?顔を洗いますか?食器を洗いますか?身体を拭くためにタオルを濡らしますか?トイレを流すのに使いますか?数日分を溜めてお風呂に入りますか?
全国の地方公共団体では、水道が止まった際のトイレの問題を解決するために、公園に多数の小さなマンホールのような穴を掘り、通常時は鉄蓋をしておき、非常時には小型のテントを設置して仮設トイレとする設備工事を進めているところもあります。大津市においても、なんらかの対策が必要ではないでしょうか?
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