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2009年8月19日 (水)

琵琶湖塾 2

 本日(8月19日)、今年度第2回目の琵琶湖塾に参加しました。

 本日のゲスト講師は、2日前に市長を辞任した、前横浜市長:中田宏氏でした。歯切れの良い講演内容の要旨は次のとおりでした。(内容に誤りがあるかもしれません)

「7年半市長をしました。初めから2期8年と決めていました。仕事は初めから期限を区切らなければ、良い仕事はできません。『できることから少しずつやります』という言葉は、何もしないと言っているのと同じです。明日から変えるプログラムを組んでも、2・3年かかることもあります。」

「多選はだめ。多選は組織を硬直化し、職員が市長の顔色を伺うようになる。民間はワンマン社長でも良い、税金を使っていないから、行政はそうはいかない。」

「私は、2期8年と言っていましたが、3月に辞任するとその前の12月市議会で報告することになり、そうなると、ろくな市長候補が出てきません。市職員から人事権・予算権の無いやつと思われることにもなります。そうならないように、改革を継続する市長候補が出てこれるように、ずっと辞めどきを考えていました。衆議院総選挙の時期もふまえて、この時期に辞任しました。」

「3月に辞めると言ったら、市議会議員が改革をもとに戻し、自分達の権益を戻そうとする。横浜市議会議員は92人いますが、そんなにいらない、10人でよい。議員が92人もいると、みんな全体を見ようとせずに、自分達のためだけの主張をする。本当に改革の必要性を理解し協力してくれた議員は数人しかいない。全国どこでも、地方議会はひどい状況です。」

「突然辞任し、時間が無いなかで、今各政党が横浜市長候補を立てています。この時期だから市長候補に出てきた人ばかりです。もし、3月に市長選をしたら、衆議院総選挙で落選した人達の再就職先となってしまいます。メディアは表面しか見ておらず、私の思いはまったく伝わらない。私は改革を継続してくれる人(次の市長)を選ぶために、辞める時期をさがしていました。そして、この時期にしました。」

「大阪府は橋下知事が2年半前に5兆円の借金があるとして、財政破綻宣言をしましたが、横浜市は私が市長になった7年半前に、大阪府より税収入が少ないのに5兆円の借金がありました。実際に内部で調べると6兆5千億円の借金でした。」

「持続可能な行政をめざすことは、財政を持続可能にすること。財政が崩壊したらすべて終わり。北海道夕張市やアメリカの市ではよくありますが、ある日急に行政機能が停止してしまいます。」

「市議会議員が主張することは、それぞれ全て大事ですが、全てを実際に行うと財政が破綻してしまうので優先順位を付けてやるしかない。夕張市が破綻したのは、炭鉱がさびれたからではありません。あれも大事、これも大事といって新しい事業をすべて行い、借金が膨らんでいないように見せかけるために粉飾をしたからです。」

「『非成長拡大認識の時代』、これが私の価値判断です。公共サービス=行政サービスではない、求められるサービスをすべて行政サービスで行ったら、財政は破綻します。」

「横浜市は、ゴミ15分別を徹底しています。367万人市民すべてに求めています。私が市長になってから、ゴミが40%減りました。ゴミが減れば焼却炉が必要なくなる、7つが4つになりました。焼却炉1つが稼動しなくてよくなると、1兆円うきます。横浜市民の満足度1位の事業は3年連続してゴミ事業です。それは自分達が行っているからです。」

「市職員の削減も行いました、3万4千人を2万6千人にしました。さんざんたたかれました。ゴミの収集も3人で行っていたのを、運転手も収集するようにして、2人で行うようにしました。横浜市は、市民1000人に対して市職員は5.71人です。日本一の大阪市は、市民1000人に対して市職員11.29人です。改革はいろんな仕返しを受けるが、首長はそれを引き受けなければいけない。」

「『箱モノ』をつくることを時代が許してきた、有権者も許してきた、しかし『非成長の時代』になり、それは許されなくなった。これからの時代は、環境・バイオ・農業です。」

「今日(こんにち)なぜ政治家を引き受けているか?国民に本当のことを言い、優先順位を考えてもらうためです。そうしなければ、日本は滅びます。国民が日本を食いつぶし、世界が日本を食いつぶします。今度の総選挙は、財政破綻を進める選挙です。どの党も、借金を増やす政策ばかりです。この選挙は終わりの始まりです。」

-会場からの質問に対して-

「プロセスにこだわらなければ、結果はついてこない。プロセスにこだわらない人には、良い結果はだせない。」

「『自由には責任、権利には義務』を言い続けてきました。市民が、公園に芝生をつけろと言うなら、水を撒く・肥料をあげるは市民がやるべき。そこまで行政にやらせるなら、芝生をつけろ、と言うなと言いつづけてきた。」

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