赤ちゃんの横顔認識
自然科学研究機構生理学研究所(※)は、生後8ヶ月の赤ちゃんは、人の横顔を顔として認識しているが、生後5ヶ月では顔として認識していない可能性が高いとする研究結果を、平成21年2月に発表しています。
生後5ヶ月と8ヶ月の乳児に、女性の横顔等を見せた時の脳の血流量等を調べる方法で調査が行われました。
同研究所は、「生後5ヶ月ぐらいでは、携帯電話に向いているお母さんの横顔がたぶん分からない。メールは寝かせてからにして、目を見て話をしてあげて」としています。
※自然科学研究機構は、国立天文台・核融合科学研究所・分子科学研究所・基礎生物学研究所・生理学研究所から成っており、自然科学の幅広い領域を研究対象としており、文部科学省等に、研究結果を報告しています。
人(赤ちゃん)が始めて人(母親等)と接触する(コミュニケーション)場において、携帯電話を見ながら・テレビを見ながら・パソコンをしながら接触された場合、十分な接触(愛情)が得られずコミュニケーションを取ることが苦手なまま成長してしまうのでしょう。「人の目を見ないで話をする子が増えた」「コミュニケーションを取ることが苦手な若者が増えた」と言われますが、このような乳児期の母親の態度が大きく影響しているのでしょう。そして、社会で起きているいろいろな問題や事件の原因かもしれません。
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