大津市青少年育成大会
本日(7月31日)、大津市北部地域文化センターで開催された、『平成22年度大津市青少年育成大会(第13回 中学生広場~私の思い2010~大津市広場)』に、小学校PTA役員として参加しました。
↑大津市内の各中学校から代表の20人が、自分でテーマを選び、5分程「思い」を述べていました。
↑20人が「思い」を述べた後、優秀賞を決める審査の間に、仰木中学生による『仰木太鼓』のアトラクションがありました。
優秀賞5名には選ばれませんでしたが、私は、葛川(かつらがわ)中学校女子生徒の『私に夢をくれた村』が一番印象に残りました、要旨は次のとおりでした。
「私は小学校一年生の時に葛川(かつらがわ)に引っ越してきました。葛川小学校は全校生徒20人以下で、みんな元気で素直です。葛川は保育園・小学校・中学校が同一の敷地内にあり、みんなが知り合いで、みんながつながっています。私は中学3年生なので、もうすぐこの村を離れなければいけません、そのことを考えると涙が出そうになります。私には、保育士になりたい、という夢があります。この夢がかなえられたら、ぜひこの村に帰り、大好きな小さな子供達の世話がしたいです。」
その他の「思い」の要旨は次のとおりでした。
「(1)感謝の気持ちを持つことの大切さ」「(2)マスコミ・インターネット・メール・CD・DVD等が伝える手段となっているが、人と人が会って目を見ながら伝えることが大切。戦争・原爆のことを伝えなければいけない」「(3)35キロの登板遠足を励ましあいながら完歩できた感動と達成感」「(4)目標に向かって努力する大切さ。目標の積み重ねが、夢の達成となる」「(5)戦争は2度と起こさない、それが私達世代の使命」「(6)ボランティア活動に参加した、みんな、誰かの役に立ちたい、と思っている」「(7)デイサービスの職業体験をした、お年寄りだけでなく、お年寄りを介護している家族の人を助ける大切な仕事だと分かった」「(8)ドッグトレーナーになって、人の役にたちたい」「(9)生徒会活動におけるワキアイアイ(笑い・輝き・挨拶・人を愛する)」「(10)消費税の増税は一定必要である」「(11)自分の中学校だけでは活動が限られる、地域や他の中学校との助け合いが必要」「(12)小さい頃から地域の人に叱られて育った、自分が大人になったら、地域の子供を叱る大人になりたい」「(13)自分達の未来は自分達で」「(14)自分が育った村に、保育士になって帰って来たい」「(15)中学校でサッカーのクラブ活動にうちこんだ、卒業後もサッカーをしたいと親に言った、進路についての親からの質問に答えられなかった」「(16)教育は権利ではなく義務だと思っていた、しかし義務は親にあって、子供には権利があった、そのことに気付いていない」「(17)サッカーワールドカップの初戦カメルーン戦を見て日本中の人が今までと何かが違うと感じた。対戦を重ねるごとに、チームとしてのまとまりがでてきた。サッカーが、学校・地域・社会・世の中を一つのチームにしていくことができることを教えてくれた。日本中で全然知らない人達が肩を組んで一つになっていった、国境を越えても。私達も一人ひとりがそれぞれの個性を理解しチームとして活動できるようにしたい」「(18)部活動を通して、みんなと協力することの大切さを知った」「(19)働くことによって、人の役にたつことができる」「(20)茶道を通じて、千利休の言葉を知った、みんなにも知ってほしい」
中学生達の「思い」を聞き、非常に勉強になりました。
また、多くの中学生達が本ブログのキーワードでもある、「地域」「人」「つながり(コミュニケーション)」の大切さについて、関心を持っていることがわかりました。
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