人口問題
総務省は、敬老の日に合わせて、65歳以上の人口が初めて3千万人を超えた、と発表しました。日本の人口が1億2千万人とすると、人口の1/4が65歳以上ということになります。
今から約30年後の2040年には、日本の人口は1億人に減少し、人口の1/3が65歳以上になります。これは、積極的に外国人の移住を進めない限り、絶対に変わらない事実です。ちなみに人口が2千万人減少するということは、東京都と大阪府の合計の人口が減少する(消える)、または、47都道府県のうち人口が少ない下位半分の県の合計の人口が減少する(消える)ということです。
下図は、「1980年人口構成図」「2010年人口構成図」「2040年人口構成図」です。
年金や医療等の社会保障制度は、青色の世代が、赤色や橙色の世代を支える仕組みです。1980年はまだなんとかピラミッド型に見えますが、今後日本は、世界中のどの国も経験したことがない超高齢化社会になります・・・。
現状のままでは、青色の世代が赤色や橙色の世代を支えることは不可能で、社会保障制度が崩壊します・・・。
様々な議論を経て、平成24年8月10日に、消費税アップを含めた「社会保障と税の一体改革関連法案」が成立しました。政府は、なぜ今、「社会保障と税の一体改革」をしなければいけないかについて、次のように説明しています。
・社会保障の安定財源を早急に確保し、社会保障を支えていかなければならない状況に陥っている。
・未来を搾取するというやり方は、もはや通用しない、とるべきではない。
・私たちの暮らしの安定のためには、日本という国の信用が失われてはいけない。
・今求められているのは、決めなければいけないときに先送りをせずに決める政治。
| 固定リンク
「政治・経済」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント